【知らないと絶対に損します!】令和の今 開業するなら〇〇科!開業11年の経営者が教える穴場とは?医学生必見!

クリニック経営

今から医者になるなら何科がいいのか?

もし今から新しく開業するとしたら何科を選びますか?

私は断然泌尿器科だと思います

「断然」泌尿器科と言われる理由は?!

もし今私が医学生で将来開業を考えているなら泌尿器科を選びます。その理由について解説したいと思います。

令和現在の開業医が置かれている状況

実は私の父親は内科医をしていたんですが、その時代が一番よかった時代だと思います。ただ今は診療報酬がどんどん下がっていって、スタッフさんの最低賃金はどんどん上がり続ける。物価の上昇に伴って仕入れ値がどんどん上がっていき、日本人の人口もどんどん減っていって、厳しい時代になったと思っています。

正直今から開業して明るい道が全然見えません。

今3店舗経営していますが、11年前から開業しているからまだしも、今から何か始めて思い描いている収入が得られるかということがすごく難しいと感じています。

なぜ泌尿器科を選ぶ?

医学部には1学年に大体100人くらいいるのですが、そのうち私の時代は女性が30~40人でした。

泌尿器科を選ぶ先生は100人いる中で3人くらいと少ない

まず泌尿器科医は少ないという事実があります。

また、泌尿器科のいいところは高齢化社会にばっちり対応しているところです。

高齢化社会により、男性には夜間頻尿前立腺肥大という病気が出てきます。女性は出産すると大体の方は尿漏れになります。そういう時に女性の泌尿器科の先生に診て欲しいと思います。その他に性病も泌尿器科の病気です。当院でも性病は拝見しますが、女性の患者様は陰部を見せないといけないので女性の先生がいいという患者様が非常に多いです。女性の皮膚科医もいいと思いますが、泌尿器科は先ほど申し上げたような別の病気が見れます。

泌尿器科で有名な窪田徹矢先生の本を熟読させていただいて、なるほどと思ったのが、男性の不妊を診る先生はあまりいないんです。なので、泌尿器科医は男性の不妊を診ることもできます。

ジリ貧な開業医の世界にとって泌尿器科はまだまだ未来が明るい

もし今私が医学部生なら泌尿器科を選ぶと思います。

なぜ泌尿器科医が少ないか?

医学生は2年間かけてすべての科を回りますよね。その結果泌尿器科を選ばない理由は何ですか?

実は2年間のローテーションで内科や産婦人科や小児科や外科のメージャーなところを回ることは必須になっています。でも眼科、泌尿器科、皮膚科のようなマイナーな科は行きたければ選んで行くように言われます。私はその時は泌尿器科を選ばずに眼科と皮膚科を選びました。そういう仕組みも関係しているかもしれません。泌尿器科に研修で行ったのであればそこの良さをもっと実感できたと思います。

男性ならまだ選ぶ方もいますが、泌尿器科医の女性は特に少ないです。泌尿器科は尿をどうしても連想させるので泌尿器科の先生には申し訳ないですが、響きがあまりよくないと思います。

外科も診れる泌尿器科

泌尿器は外科もあります。一般的に泌尿器科は内科だと思われています。でも蓋開けてみると研修医でも手術してばかりいます。前立腺がんを取るといった外科的なこともできるし、その他に性病や頻尿や子供のおねしょも診る。病気としては多岐にわたります。バリエーションに富んだ素敵な科だと今となっては思います。

正直今からの時代は皮膚科はあまりお勧めできないと思っています。一般皮膚科は患者さん一人当たりの診療報酬と言って、いただけるお金がものすごく少ないです。なのでたくさんの患者さんを診ながらやっていかないといけない科なので、開業してみて私はなぜ皮膚科を選んでしまったのかしらと思うこともあります。

私が泌尿器科になっていたらもっと儲けられたのではないかと思ったりもします

結果が見えるのは皮膚科も楽しいですが、経営的な面を考えると、開業するのであれば皮膚科はお勧めの科ではあまりないというところです。泌尿器科は外科内科の両刀使いで幅広いダイナミックな手術もします。

今医学生で将来開業を考えている方はぜひ参考になさってください。

まとめ
・今開業するなら泌尿器科
・泌尿器科になる割合がまず少ない
・泌尿器科は外科・内科の両刀使いで幅広い
・一般皮膚科は一人当たりの診療報酬が少ない
・泌尿器科が対応する病気は高齢化社会にピッタリ合っている
動画でも解説しています。
タイトルとURLをコピーしました