【開業医・医師必見!】普通のクリニックは生き残れない!? 保険診療クリニックが勝ち残る“特化戦略”とは?実在するニッチな分野“〇〇特化型”クリニックご紹介

クリニック経営

こんにちは。医療業界も日々変化し、ただ「皮膚科です」「内科です」だけでは患者さんに選ばれない時代になってきました。今回は、3つのクリニックを経営する皮膚科医である私が、「勝ち残る保険診療クリニックになるには何が必要か?」についてお話します。

クリニックが勝ち残っていくには何が必要ですか?

今の時代にはどう差別化するべきか解説していきますね!

ただの「美容皮膚科」ではもう生き残れない

例えば美容業界にしても今やレッドオーシャン。

「ヒアルロン酸注射専門」「二重整形専門」など、特化型クリニックでないと淘汰されてしまいます

これは保険診療の世界でも同様で、かつては“普通の内科”“普通の皮膚科”でも一定の集患がありましたが、今は違います。

自分の売りを作らないと生き残れない時代になっています

特化したクリニックは、患者が「探してでも」来る

私自身が外反母趾の手術を受ける際に実感したことです。

いろいろ調べた結果、「足のクリニック 表参道」が最も有名であると知りました。でも予約は半年や1年待ち。にもかかわらず、患者はそのクリニックを目がけて集まっていました。整形外科の医師仲間に聞いても、「外反母趾手術の専門医はわからない」という反応ばかり。

足のクリニック 表参道さんのホームページはこちら↓

ニッチなニーズに応えるのが“特化型医療”の強さなのです


ニッチ=弱いではない!深い悩みに応える強さ

ある勉強会で出会った麻酔科の先生は、手足の多汗症に特化して開業されていました。

多汗症のオペをされていて交感神経ブロックなどで、「手汗だけ止める」「足汗だけ止める」といった治療を行っています。

当院でも手のひらの汗で悩む患者さんは多く、保険の外用薬や漢方やボトックスでは限界がある中、こういった根本治療を専門で行っているクリニックは非常に心強い存在です。

ニッチでも悩んでいる方はたくさんいる分野がまさに狙い目です

保険診療でも「一点突破」は可能

たとえば、千葉県のある耳鼻科の先生はCPAP(睡眠時無呼吸症候群の治療)に特化し、日本一の患者数を誇っています。ロコミもすごくてそれで患者さんが集まってきて、その相乗効果ですごいことになっているようです。

また、舌下免疫療法に力を入れているクリニックも。

こういった「一点突破」で、差別化が可能なのです。


保険診療で生き残るには?

私自身は、一般皮膚科として幅広く診療していますが、今後は「アトピーに特化」「掌蹠膿疱症に特化」「乾癬専門」など、皮膚科の中でも分野を絞ることで、より深い治療と信頼が得られると感じています。


“個性”もブランディングになる

私は何かに一貫して特化している先生が大好きで、最近、「毎日コスプレで診療する耳鼻科医」の先生にお会いする予定です。

テレビ出演されたり新聞にも掲載されていて、存じてはいたのですが連絡先を知りませんでした。それで会うためにX(旧Twitter)やインスタなどを通して連絡し繋がることができました。

コスプレについて言えば、クリスマスのサンタ衣装、ハロウィン仮装…最初は勇気がいるかもしれませんが、「患者さんを楽しませたい」「場を和ませたい」からやっているので、クレームになることはほとんどないそうです。

このように“個性”で記憶に残るブランディングもまた、患者との距離を縮める重要な手段です


結論:自分の“強み”を磨こう

今後、医療業界はさらに専門分化が進むでしょう。「どの科目か」よりも、「その中で何に特化しているか」が問われる時代です。

自分が何に強みを持てるのか?どんな患者さんの悩みに応えたいのか?「自分のクリニックの“売り”は何か?」を常に問い続けることで、これからの医療業界を勝ち抜いていけるのではないかと思います。


✔こんな先生、ぜひ教えてください!

・何かに特化して開業されている先生

・強みや個性で差別化している先生

・ユニークな診療スタイルをお持ちの先生

私自身、そんな熱い医師たちとどんどん繋がっていきたいと思っています。ぜひ教えてください!

動画でも解説しています。ぜひご覧ください!

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