【99%の開業医が知らない】医師が本を出版する方法とメリットを解説!3冊出版の裏側を大公開

クリニック経営

本を書くことについて

ゆっきー先生は本を出されていますよね!
どうやって出されたんですか?

本日は出版の方法やメリットにつおてお話します

実は、私はこれまでに3冊の本を書いてきました。以下のよく受ける質問に本日はお答えします。

よく受ける質問
・本はどのようにして書くのか?
・本を書くことでどんな良いことがあったのか?
・自費出版なのか商業出版なのか、その違いは?

1冊目:商業出版の経験

まず、1冊目の本ですが、4年ほど前に出版しました。

タイトルは「借金なし・コンサルなし・多店舗展開 女医の非常識なクリニック経営」

もともと、クリニック経営についてよく聞かれる質問を資料としてまとめていたのですが、ただの資料ではなくすでに本のような形にしていたのです。それを見た方から「これ、本にしたら?」と言われたのがきっかけです。

最初は本の作り方がわからず、「どうやって本にするの?」と聞いたところ、「まずは企画書を書くんだよ」とアドバイスされました。ただ、私は企画書を書く前に、すでに内容をすべて文章にしていたので、それごと出版社に送りました。

「こういう本を書いたのですが、出版できますか?」と問い合わせたところ、「会議にかけます」との返事をいただきました。そして、2〜3ヶ月待った後、「会議を通過しましたので出版できます」との連絡を受け、出版が決まりました。

これが私の最初の本で、『借金なし・コンサルなし・多店舗展開 女医の非常識なクリニック経営』というタイトルです。いわゆる商業出版で、出版社がすべての費用を負担する形でした。

本の出版方法には商業出版自費出版の2種類があります。

商業出版:出版社が費用を負担し、販売も担当する
自費出版:著者自身が費用を負担し、本を作り上げる

ちなみに、自費出版には500万〜1000万円ほどの費用がかかると言われており、かなりハードルが高いです。

幸い、私は商業出版で1冊目を出せたので、費用をかけることなく本を出版できました。

この本が出版されたことで思わぬ効果もありました。なぜか皮膚科の学会の会場で販売されるようになったのです。皮膚科の学会では専門書が多く並ぶのですが、そこになぜか私の本も置かれていました。それを手に取った先生方が興味を持ち、地方から私に会いに来てくださるようになったのです。本がきっかけで多くの人と出会い、問い合わせも増えました。

私にとって当たり前だと思っていたことが、他の人にとっては「非常識」なのかもしれないと感じ、このタイトルをつけました

2冊目:自己啓発本の自費出版

2冊目の本では、自分が本当に書きたいことを書こうと思いました。具体的には、「どう生きたら人生が楽しくなるか」というテーマの自己啓発本です。

タイトルは「手放す習慣」

この本は完全に自分の好きなように書きたかったので、自費出版を選びました。費用は相場の約500万円ほどかかりました。

ただ、2冊目の自費出版では本の売上で費用を回収するのはほぼ不可能です。

実際、この本で収益はほとんど得られませんでした。完全に自己満足の世界ですね

しかし、この本を書いたことでTEDに登壇する機会を得ました。

TEDに出るために英語の勉強やトレーニングもしましたし、費用もかけました。そのため、経済的には元を取れていませんが、自分の誇りやブランディングにはつながりました。

「TEDに出た」という実績ができたことで、他の人に「どうやってTEDに出たのか」を教えることもできるようになりました。

本を出すことは収益にはつながらなくても、チャンスをつかむきっかけになることを実感しました

3冊目:ホリエモン出版での出版

そして、3冊目の本が2024年1月4日にホリエモン出版から発売されました。

タイトルは「ニキビゼロ宣言! ~皮膚科医が教える一生つるつる肌になる方法~」

なぜこの本を書いたのかというと、私は皮膚科医なのに、これまで皮膚科に関する本を1冊も出していなかったことに気づいたからです。「これはダメだ、ちゃんとニキビの本を書こう」と思い、執筆を決めました。

この本は商業出版ですが、出版社への費用負担として50万円が必要でした。ただ、その代わりに堀江貴文さん(ホリエモン)が帯を書いてくれるというメリットがありました

執筆には半年かかりましたが、私はもともとYouTubeの原稿を自分で書いていたので、その内容を活用することでスムーズに進めることができました。

どうすればホリエモン出版で出版できるのか?

ホリエモン出版で本を出したい場合は、公式サイトから直接オファーできます。私は「こういう仕事をしており、ニキビの本を書かせてほしい」と申し込んだところ、出版が決まりました。

どのような基準で選ばれるのかはわかりませんが、私の場合は泌尿器科の窪田徹矢先生から情報を得て、出版につなげることができました。

まとめ

私はこれまでに商業出版、自費出版と、さまざまな形で本を出してきました。本を出すことは直接的な収益につながるわけではありませんが、人との出会いや新しいチャンスを生み出す大きなきっかけになります。より多くの人が本を出せるようになればいいと思います。

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